スイスの印象。
人は優しく自然も豊か。街並はとても美しい。
バスや電車は時間通りに来るし、駅は分かりやすく整備されている。電車券を買う時に、使い古しのチケットを買わせようと寄ってくる人達もいない。
午前中に酔っぱらってるような人も見なかった。
チーズやワインが美味しい。米はやっぱり日本のものが一番だけど。
彼女の家族にハイキングに連れて行ってもらったんだ。
そう。ハイキング。
とてもいい経験。だけど登ってる途中は正直しんどかった…。
ハイキングってピクニック的な何かだと思っていたら、結構本格的な山登りなんだね。。。
Säntisという山へ。標高2,500mもある。
正確には覚えていないけれど4,5時間かかったんじゃないだろうか。後から知ったけど、日本人観光客の多くはロープウェイで登るようだ。でもそこは地元の人。ふもとに車を置いてトラッキングシューズに履き替え、さあ出発。靴を買うように強く勧められたのは当然だった。とても危険。
「赤いヘリは救護用なのよ」と教えてくれた。登っている途中も、山の向こうから赤いヘリがやってきてどこかに降りた。アクシデントだ。彼女のお母さんは病院で働いているから、よく緊急の患者があるのだそう。もちろん重傷患者。そんな話を聞いてるもんだから、アドバイス通りトラッキングシューズを購入。
普通な顔して登ってたけど、すぐ隣は断崖絶壁。脚を滑らせたら真っ逆さまのようなポイントがいくつかあってビビってた。雪も残っていて、ところどころ滑りやすくなっている。
普段の運動不足がたたってか、脚がつりだした。正確には股関節あたり。
1歩出す度に、左股関節の筋が痛む。最初は我慢してたけど、休憩することに。まだ若いのに情けないね。
こんな筋肉使う事ないから…と言い訳をしておいたけど。
スイスの有名な山はどこもそうだけど、頂上には1つか2つレストランがある。
伝統的な建物だったり、近代的だったり。中にはフロアが回転して景色を360°を楽しめるなんてレストランもあったりして面白い。
いかにもスイスらしい山々と雄大な景色を眺めながら飲むビールは最高だった。
彼女は「ビール依存症よ」と飽きれてるけど、ここで飲まずに下山できるかって。
ビールの味はいまひとつだったけど、そんな事は問題じゃない。
とにかく信じられないくらい空気が澄んでいる。
達成感と疲労感、透き通った空気のおかげで、最高の一杯になった。
連れて行ってくれた彼女の家族に感謝!