派遣留学生帰国報告書 *復学後の情報を入力して下さい
記入日:9月28日
氏名:山崎あかり
所属学部:教育学部
所属学科・専攻:生涯教育課程
学年:4年
1.留学先について
留学先大学名:東フィンランド大学
留学先所属学部等:教育科学学部成人教育学科
留学期間:出発日8月28日、入学日9月1日、修了日4月30日、帰国日7月16日
住居:アパート
通学時間:自転車で15分、バスで30分
通学方法:基本的に自転車、11月はバス
部屋のタイプ:個室(2)人部屋、共同スペース有(トイレ、キッチン、シャワー、リビング)
食事:自炊20%、学食30%、外食50% *%で記入して下さい
保険:海外旅行保険(日本エマージェンシー株式会社)、大学指定の保険なし
渡航ルート :成田(車)⇔ヘルシンキ(飛行機)⇔ヨエンスー(車)
2.留学にかかった費用について
総費用:180万円 *おおよそで構いません
出処:両親30万円、その他名称(トビタテ!留学JAPAN)200万円
2-1.財政管理の方法
渡航時:現金3万円
留学中:キャッシング、その他(クレジットカード)
2-2.各費用の支払い方法 ex.)全額、クレジットカードで
大学に払った費用:全額クレジットカードで
住居にかかった費用:キャッシングとフィンランド銀行のノルデアのカードで
その他:基本的に現金を持たず全てクレジットカードで支払いしていました
2-3.内訳 *外貨と日本円に換算した金額を両方記入して下さい
渡航費(往復):外貨1,300 €=20万円
海外旅行保険:外貨870 €=13万円
OSSMA:外貨130 €=2万円
査証・在留許可証:外貨300 €=4.5万円
住居:外貨3,300 €=50万円
食費:外貨1,300 €=20万円
通学に要する交通費:外貨250 €=3.8万円
教科書、教材費:外貨5 €=750円
その他大学に支払った経費:外貨100€=1.5万円
光熱費:外貨400€=6万円
その他(旅行)外貨1,300 €=20万円
その他(引っ越し、移動)外貨80 €=1.2万円
その他(お土産)外貨 300 €=4.5万円
その他(日本へ郵送) 外貨200 € =3万円
その他(成人教育センター)外貨 180 €=2.7万円
3.学業面
履修科目名 *全て。種類ex.正規/聴講、単位数
1 Introduction to the Finnish Environment、正規、3
2 Finnish Educational Systems and Organisations 、聴講、2
3 Finnish Music Education、正規、3
4 Basic of Finnish Music Education、正規、3
5 Survival Finnish、正規、3
6 Active Citizenship and Non-formal Education、聴講、5
7 Current Trends in Education、聴講、5
8 Comprehensive Primary Arts Education: MMADD-about the arts、聴講、5
9 Introduction to Forest Protection in Finland、聴講、3
10 Finnish arts education、聴講、5
11 The Religious Life in Finland: Between East and West、聴講、3
12 Introduction to Finnish School Life、聴講、3
13 Orientation for international students、正規、1
3-1.授業科目の選択、登録方法 *登録時期や千葉大学と異なる方法で登録する場合等具体的に説明して下さい 。
-授業科目の選択
私は東フィンランド大学の生涯教育に関する科目の多さに惹かれて大学を選んだのですが、シラバスに変更があり、前年に比べて英語で開講されている生涯教育の科目が非常に少なくなっていました。その分時間割に余裕があり、フィンランド語初級のクラスや森林学、芸術教育に関する授業を受講しました。交換留学生向けの授業は基本的にとても基礎的な内容なので、専門科目でなくても受講が可能です。授業レベルは3段階に別れシラバスに記されているので、各自の専門性によって授業を選択できます。
-登録方法
学期初め2週間以内にWeboodiというサイトから授業を検索してウェブ上で登録します。
-登録時期
授業開始前であればいつでも登録でき、登録した授業はいつでも削除することが可能です。シラバスには先生の名前だけでなく先生のメールアドレスも書いてあるので、登録時に疑問があれば先生にメールで直接質問できます。
3-2.授業内容、方法に関して
私が受講した教育学の授業は、
1.講義、議論、実践活動、エッセイ
2.短い講義、グループプレゼンテーション、グループレポート、個人レポート
のどちらかでした。(フィンランド語の授業は毎回の講義と口語練習の後テストで単位が決まりました。)どの形式であっても授業の主体は学生であり、教育方法が抑圧ではなく自由でした。
提出物にもちろん期限はありますが、遅れてしまっても最終的に学期末までにエッセイの形式で何かを提出すれば単位は得られます。先生方は寛容的に学生を支えようという意識が強く、丁寧に学生1人1人を見ていると日々感じていました。私は多くの授業に積極的に出席していたのですが、最後までエッセイを書かなかったのでほとんどの授業の単位を落としました。
クラスメートは交換留学生か正規の修士の留学生がほとんどで、フィンランド人と授業が同じになることはほとんどありませんでした。使用言語は英語です。
3-3.語学力について
英語で行われている授業を受講していました。先生も他の学生もほとんど全員非英語圏出身の留学生であったため、私の低い英語レベルでも授業や議論に参加できました。私は大学生になってから英語の学習はしていなかったものの、インターナショナル学校を卒業したので、英語の全体的な基礎や日常会話、異文化コミュニケーション、議論は問題なかったと思います。ただ、英語でのレポートやプレゼンテーションに慣れていなかったので苦労しました。
ヨーロッパを中心に世界中から留学生が集まってくるので、いわゆるヨーロッパ英語や様々なアクセントに耳が慣れた気がします。お互い英語を第2言語として話すので、手探りに不器用に互いを尊重し合って成立したコミュニケーションは、日本語同士での会話よりも意思が伝わったように思いました。2学期留学しても最後まで天気の話さえ英語でできない日本人留学生が数人いたので、留学すれば英語が話せるようになる、は嘘です。フィンランド語の国なのでただ生活しているだけでは英語力は特に向上しないようです。私自身英語力が伸びたようには感じませんが、それでも後半に向けて段々アイデンティティが日本だけに縛られないようになると、英語を自分の言語として使うことが随分楽になりました。
3-4.図書館等学内施設について
明かりのデザインの素敵な図書館がありグループ用の部屋もあるので、授業で他の学生とプレゼンテーションを作る時に利用しました。パソコンもありますが学生の人数に対して常に数が足りません。キャンパス自体は大きくありませんが、各学部棟にカフェや学食が併設されています。光を取り入れることを意識した大きなガラス張りのデザインが多く、どの建物も色味や小物が素敵で植物が多く飾られています。生物学部棟には1階廊下にフィンランドに生息する生物の剥製や模型、ジオラマが展示されています。真冬でも建物内は20度前後に保たれていて、分厚い防寒着を掛けておくためのロッカーが多く設置されています。
4.生活面 *気付いたこと、心掛けたこと等をご記入下さい。書ききれない場合には別紙等に続けて下さい。
4-1.住居について
同じ大学のフィンランド人男性とプライベートの家族用フラットに住んでいました。個人部屋が2つあり、キッチンとリビング、バスルームを共有する形式でした。家具はほとんど全て友人から貰い、フラットメイトのキッチン用具と洗濯機を借りていました。学生用のフラットに比べると家賃は倍ですが、大学への距離が多少近く、何より面積が大きいので満足していました。広いリビングでパーティーを開いたり友人を泊めていました。大学までは片道4kmで基本的に自転車で通学しました。フラットから200m圏内にスーパー2つ、郵便局、中学校、私立図書館、パン屋さん、プロテスタント教会、古着屋さん、コンビニがあったので住みやすかったです。
4-2.食生活について
大学に複数あるカフェテリアでビュッフェが2.3€と安く美味しかったので、基本的に昼食はそこで済ませていました。パン、サラダ、おかず1品を選べ、おかず全てにジャガイモが入っています。料理ができないので外食が多く、レディーメイドやパスタ、パンを食べていました。レストランはピザで10€~,きちんと食べると25€~と高かったので、特別な日に友人と訪れていました。留学始めに私がオレンジの剥き方を知らないことに引いた友人達が度々お家に招待してくれ、3~10人で夜ご飯を囲んだり、持ち寄りでご飯をシェアしたりして、様々な国の料理を食べられて幸せでした。
4-3.インターネット回線、携帯等について
大学とフラットには無線wifiが通っていました。携帯電話は前回の日本人学生が置いていって下さったサムスンのスマートフォンGT-S5300にDNAのSIMカードを買って電話とメッセージに使っていました。後半にアプリが使えることを知ってからはカードをチャージするのを止め、wifiのある環境でアプリで連絡を取るのに携帯を使いました。
4-4.服装について
ヨエンスーでは到着した9月から雪が降り始め、結局9ヶ月間冬が続き、真冬は最低-30度、普段は-15度前後でした。タイツの上に厚手の靴下、ズボンを履き、ヒートテックにカイロを貼り、セーター、その上に上下スキーウェアを着ていました。凍傷になるので帽子と手袋、専用のブーツ、マフラー、耳当ても必要です。夏は北に住んでいたからか、最も暑い時期でも10度しかなく、結局1年中防寒していました。また夏は短く1ヶ月しかなかったので、持って行った夏服は全く袖を通しませんでした。どの街にも古着屋さんがあるのでこだわりがなければ服や防寒具は安く手に入ります。
4-5.健康管理について
11月から体調が悪くなり、1月に大学の病院で気候性鬱と睡眠障害と診断され、大学薬局で薬を買い飲んでいましたが、帰国後甲状腺専門の病院でバセドウ病であったことが分かりました。病院は東フィンランド大学のキャンパス内にあり、診療は無料です。特に歯科の予約は基本的に埋まっているので実際の診療は先送りになることがあります。
4-6.保険、OSSMAの利用 *利用実績等をご記入下さい
薬代を請求するために必要な書類についてOSSMAに問い合わせましたが、引っ越しでバタバタしてしまい結局必要だった診療書を受け取り損ねました。
4-7.課外活動について
頻繁に音楽や芸術関連のイベントに顔を出したり、文化施設や博物館に通っていました。ロシア人やイタリア人、修士課程の留学生のコミュニティに入れてもらっていたので、彼らとカフェでお茶をしたり一緒にご飯を作ったり、ホームパーティーに参加することが多かったです。
4-8.学外のコミュニティとの交流について
授業の課題以外にも大学の付属小学校の授業を度々見学しました。また、フラットの近くにあるcomprehensive schoolの小学校で4年生のクラスを1日見学して子供達と給食を食べ、図工の授業の枠組みで折り紙を教えました。「ヨエンスー家族の家」というsave the children機関の国際イベントの日本のブースや、女性の権利を守るNPOの日本イベントで、子供達と折り紙で遊びました。住んでいたアパートの隣がプロテスタント教会だったので、日曜日に顔を出したり牧師先生がお家に招待して下さったり、モルモン教会の同世代の友人とワッフルパーティーを開いたりしました。私は特に宗教を信仰していませんが。以前千葉大学に留学していたフィンランド人の友人達がクリスマスのような祝日を一緒に祝うために度々実家に招待してくれました。交換留学の後は他の地域2カ所にある芸術家滞在施設でそれぞれ1か月間ずつインターンシップをしました。
4-9.日本から持参してよかったもの
折り紙、日本のお土産、浴衣、貼るカイロ、コンタクト1年分
4-10.日本から持参したが不要だったもの
夏服(最高気温10度)、日常生活用品(日本とほとんど変わらない値段、質のものがスーパーで何でも基本的に買える)、スキーウェア(持っていくとかさばる、現地で人々が着るコートの方が薄く温かい)、本や参考書(結局読まない、重い)、マスク(風邪を引かなかった、マスクを付ける習慣が現地にはない)
4-11.現地での対人関係について(習慣の違い、マナー等)
もちろんどの国や文化でもそれぞれ異なる習慣やマナーがありますが、私が出会ったフィンランドの人々は皆、子供でさえ広く多様性や違いを肌感覚で尊重する人々だったので、対人関係は特に問題なく生活することができました。フィンランドでは私の外見は明らかに外国人ですが、そんな人々の配慮のおかげで、私自身は特に違いを意識することなくすぐに文化に溶け込めたと思います。誰に対しても心を開いていることの大切さを教えてもらいました。フィンランドの文化を尊重していることを示すために、フィンランド語はもっと真剣に学ぶべきだったと今は感じています。
留学中はフィンランド人と深い関係を築く機会がなかなかなく、他の留学生と一緒に時間を過ごしていました。特にアジアの学生から日本人女性のステレオタイプで判断されたり、他の日本人留学生や中国人学生と比べられることもありましたが、丁寧に対話を重ね関係を築いていく中で個人として見られるようになったと思います。特に異文化コミュニケーションでは当然ですが、人々を安易に国や人種、性別の枠組で語らないこと、語る際は言葉や引用に慎重であること、言語が十分でなく時間がかかってもコミュニケーションを図ろうとする姿勢、傾聴する姿勢、オープンに誠実に話すこと、相手の文化が何であれ尊重すること、自分の無知と傲慢さに自覚的であることは、海外で対人関係を築く上で必須だと感じています。完全には分かり合えない、私達は異なっているけれど同じ人間であることを前提に、端から丁寧に相手を理解しようとするコミュニケーションは千葉大学ではなかなかできなかったと思いました。
インターンシップでは地元のフィンランドの人々とお仕事をさせてもらっていました。彼らは誰に対しても同じとても誠実で丁寧な態度で、時間も約束も守り、メールの返信や私の疑問や問題への対応も早く明確で、私の勝手な都合も考慮して下さり、とても楽に気持ち良く働くことができました。感謝しています。
4-12.余暇の過ごし方
旅行 *複数回出かけた方は全ての日程、行き先、費用等をご記入下さい。
-10/16,17、フィンランドクオピオ、60€
-12/23-25、フィンランドタンペレ、150€
-1/5、フィンランドコリ、2€
-2/28-3/3、フィンランドヘルシンキ、150€
-3/3-12、ドイツベルリン、ハイデルベルグ、ドレスデン、ライプチヒ、400€
-4/10、フィンランドバロッキ、ヘイナヴェシ、15€
-5/10-15、タリンエストニア、100€
-5/21、フィンランドラフティ、20€
-6/6、フィンランドユバスキュラ、0€
-6/12、フィンランドマンッタ、40€
-6/18-20、フィンランドラッペーンランタ、20€
-6/21、フィンランドイマトラ、0€
-7/3、フィンランドオウル、10€
-7/12,13、フィンランドトゥルク、200€
-7/14,15、フィンランドタンペレ、100€
5-3.留学希望者へのアドバイス(300~400文字)
"グローバル人材"という概念や留学を全日本人に対して理想化、神聖化する見方に私は懐疑的ですが、それでも留学に価値を見出しています。それは自分の内側の世界と外側の世界を同時に見る視点を得るのに、留学が大きなチャンスになると考えているからです。海外で外国人として暮らすと自分個人のアイデンティティを常に強く問われることになります。異なる背景を持つ人々が集まるコミュニティでは、異文化には寛容的でも、自分が誰であるのか明確に言語化できない人々には厳しい世界であると感じました。その際にアイデンティティとして問われるのは国籍や所属ではなく、何を考え世界をどのように見ているのか、論理的に考えていることが求められていたように思います。自分の内面、これまでの人生を深く見つめ直す良い機会になりました。自分の複数のアイデンティティに意識的であることは、同時に人を相対的に見られるようにもなったと思います。また、留学を通して視野が広がり、物事を複眼的に見ることを学べると信じています。日本という国や日本語で止まっていた世界が留学を通して外に広がるのではないでしょうか。
柔らかく自由にユニークに適当に気軽に、たくさん失敗もしてリスクも冒して、食べたいものを食べ着たいものを着て、誰に対しても心を開き、生きる場所を自分で選び、好きな人々と丁寧に時間を過ごす、自然や文化、芸術に裸足で入る、感性豊かに生活して下さい。留学先で楽しく生きて笑顔で無事に帰国されますように、願っています。
5-4.留学を終えて *派遣留学プログラムについて、今後の目標、進路、自信がついた部分、不安に思うこと等何でも。
-派遣留学プログラム
9ヶ月に及ぶ冬、4ヶ月間の極夜、外は-30℃、フィンランドの平均的な街だったので娯楽施設もなく、タイミングが悪く留学序盤にバセドウ病になってしまったことは、強く不安を感じました、怖かったです。現地の友人達に本当に支えられたおかげで、無事留学生活を終えられたことを心から感謝しています。よく学び深く考え、複眼的に批判的に物事を見抜くこと、明晰な感性と血の通った感情を尊重することが人々の灯となると気付くことができたので、それだけで長期留学して良かったと感じています。この派遣留学プログラムを通してさらに自由になることができました。
-今後の目標、進路
4年生の2学期分を終え卒業後は、2年間欧州で博物館学と芸術教育の修士の学位を取ることを考えています。実際に実現できるかはまた別ですが、Erasmus Mundusプログラムかフィンランドのユバスキュラ大学、アアルト大学の英語の修士プログラムに参加することを目標にできたらと思います。応募できるようにGPAを上げ、一定以上の英語のスコア取り英語の質を上げたいです。今回留学して修士課程の留学生に出会うまで、海外で学位を取るという発想さえありませんでした。学びに意欲的な友人達やフィンランドの大学での自由な教育から大きな刺激を貰い、自分にあった環境と人々との繋がりの中で学び続けていきたいと思うようになりました。母国語と英語だけでなく第3言語も取得したいです。
また、できるだけ価値観の押し付けにならない形で、私の海外経験を前向きに共有していきたいと思っています。私は地方出身で海外に縁のない家庭出身ですが、研究学園都市にある国際科の高校に進んだことで、海外のルーツを持ち教養が深い友人達に出会って、少しずつ外の世界に目を向けるようになりました。全ての始まりは、高校の同級生のように私もなりたい、母校のような環境でまた学び研究したいという気持ちが、今私が国際性、教養、研究/教育、多様性の要素を自分にも環境にも強く求める理由になっています。これからは私も誰かの世界やチャンスを少しだけ広げられる存在になれたらと考えています。
-自信がついた部分
アカデミックな英語力、フィンランド語の基礎、フィンランドの教育・文化・森林・生活に関する知識、芸術家滞在施設での業務、展覧会の企画と実際の展示作業、異文化コミュニケーション能力、1人で遠くに行ける、フィンランドの芸術家やキュレーターの人脈、「ホーム」を見つけられた、自由、異なる環境への適応能力
-不安に思うこと
家族や親戚から理解を得ることが難しいと感じています。良い友人は世界中にいるものの、時間や実質的な距離を越えてどのように関係を保持していけるのでしょうか。プライベートや生活の質の豊かさを重視するフィンランドに暮らしてみて、これまでキャリアだけを重視してきた自分の生き方に疑問を覚え始めました。