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今セメの研究生活を振り帰って(1)

甘い考えとは裏腹に

入学当初から研究生活をお世話になっているCarreira研での生活を振り返ってみたいと想います。
9月に直接研究室を訪れ、何のthemeも持ってくることなく、"ここで研究させてください!"と飛び込み。(所属研究室より推薦をしてもらえたため、受け入れについては問題がなかった)
・きっと研究themeを与えてもらったり、先輩についてもらって色々教えてもらいながら勉強しよう...そう甘い考えでいました。
最初は新しい同僚が来たぞ!と皆からwelcomeで、みんなと和気藹々とできたのですが...
教授 "お前はPh.Dか?"
私 "ええ、学部生ですよ、何もできませんよ、ええ"
研究室の皆 "Yukiはどんな研究themeなんだ、論文を書くのか?今までのCVは?俺は今こんな研究をやってて...etc..."
私"ええ、何も持ってきてませんよ、ええ論文なんて書いたことないですよ、ええ、人のthemeに意見できるほど能力高くないですよ、ええ...涙"

此方の大学では研究員は皆Ph.Dなんです...Masterの学生がsemester研究生として半年ほど実験練習で研究室にいる程度で、学部生なぞおりませんでした。
何もできない自分の不甲斐なさと、持て余してる研究環境、自分が何しに留学しにきたのか迷いました。日に日に辛くなってきて、体調壊して、少しだけ嘘ついて1日休んだりもしました。

素直になって"できない"ことは"できない"と言ってみる

でも、もうどうしようもないんですよね、1年間行くっていったし、留学したかったし、やっぱ"製薬で将来化学変えてみせる"っていうくらい漠然だけど大きな夢あったし。
だから吹っ切れて諦めました。開き直りました。
"theme貰っても今の俺じゃ身に余る、一年の限られた中で最大限の成果をあげよう"と。
自分は教授と先輩にお願いして、supervisorになってもらいました。
"俺一人じゃ実験もできないし、あなたのプロジェクトの手伝いをしながら学びたい、できることならなんでもするから教えてくれ"

そしたら、意外とすんなり受け入れてくれて"俺のプロジェクトにようこそ、バディになってくれて嬉しい"と。呆気にとられたけど、今でもわからないことは素直に聞けるし、忙しい中気にかけて間違いを修正してくれたり、時には反応のかけ方で議論したり。
まだ知識の欠如や実験スキルの不足があるけど、毎日が"学べてる、成長してる!"と思いながら生活できるようになりました。
...続く

この記事を書いた人

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Yuki Fuyuki
現在地:スイス
富山県 東北大学 旅行 留学 トビタテ留学JAPAN3期 写真 スキューバダイビング ハンドボール 製薬

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