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Australia traffic affair オーストラリアの交通機関を利用してみて(2)

前回の続きです。
今回は、州をまたいだ長距離移動について連々とまとてみます

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州都などの(約100km以上の)都市間ならば

(1)高速バス(coach)
(2)横断・縦断鉄道
(3)飛行機
(4)フェリー
   ※番外編:相乗り(lift)・自転車・ヒッチハイク

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上記については、前回も書いたものです。順に載せていきます。

【高速(長距離)バス】

現地では”coach”と呼ばれています。アメリカ/カナダでも有名な”gleyhound”。これはオーストラリアでも広範囲の路線網を持つ大手のバス会社です。しかし残念ながら経営難もありオーストラリア東側をメインとした事業縮小をしています。

そのため西側は大手路線”Integrity”(http://www.integritycoachlines.com.au/
などいくつかのバス会社が経営しています。チケットの費用体系は、一般的な距離別(目的地別)チケットはもちろんのこと、期限付きで何度も乗降車が可能なチケット・期間限定路線割引など数種類が存在します。

情報を正確に調べ、サービスごとのニュアンスの違いの把握をする上で英語の勉強になりました。全く要点がつかめず、わからんなと感じた時はビジターセンターにて教えてくれそうなスタッフ(ライトパーソン)をみつけ納得するまで説明を受けるのも方法です。。

バスの車種によってシートは、革製や日本のバスのような化学繊維素材ものであったりします。トイレも長距離移動するバスなので、もちろん最後尾などに設置されています。WA州でバスに乗って思った第一印象は、東側に比べ乗客が圧倒的に少ないことです。雨季が近づきでハイ・シーズンでないことも原因でしょう。Broom-Perth間で約36時間の長距離乗車をした中で乗客は8-9人(こども含む)でした。。通常50人以上も乗車できるバスにもかかわらず。あまりにもスペースがあったので決められた座席以外にも隣を含め一列の専有が可能でした。途中でバストラブルが発生し別便のバスと合流するまでは、足もゆうゆうと伸ばすことができ快適な旅でした。ただ24H関係なく空調が効いているので、しっかりとエアコンの排気口を閉め、パーカーと共に身体を丸くしなければならなかったことが僕にとっての唯一のハプニングだったかもしれません。

また道程でバスは給油も必要なので食事・小休憩があります。”Beverage””Delicatessen”と書かれた看板をみて、ふとバヤリースオレンジのCMを懐かしく思い出しました。バスに乗ってるだけなのでハッキリと空腹感がなかったけれども休憩があってよかったと思います。明らかに車が必須のような田舎の真ん中のローカルショップで買い食いする機会なんて、こういうタイミングでなければしないかもしれません。

a coach line

【横断・縦断鉄道】

これは、ダーウィン~アデレード間(縦断)とパース~シドニー間(横断)が有名です。他にも(http://www.australia-train.com/)
のサイトに有るようにメルボルンやケアンズなどのルートが有ります。有名な2ルートは残念ながら機会とお金がなくて乗ることができませんでした。ただ飛行機よりもゆっくり街から街へ移動するので、道中を点々と進むけれど飛行機よりも大陸を線で進む感じなのがいいですね。飛行機ではシートベルト着用や食事・睡眠など決められた行程がありますが、電車なので日本の夜行列車のように移動中の制限が少ない印象です。3000ー4000kmも乾燥地帯を駆け巡るのはどんな感じなのでしょう。例えば費用は、パース~シドニー間の最安であれば$600(約3-4日間)くらいでしょうか。飛行機よりも高いけれど時間に対する安さもあり、途中駅で休憩ができるなどもあるので中々一概には決めれない交通手段ですね。

a station

【飛行機】

大手Jet Star/Quantas/Virgin Australiaもありますが、他にも航空会社TigerairなどLCCとメジャー航空会社があります。【webjet】(http://www.webjet.com.au/)
などを利用し日々比較をします。このようなサイトから予約すると仲介料が発生するので、同じ航空券を当該の航空会社のHPから直接仕入れることもあります。意外とそうすつことで抑えられますし、事前に行き先が決まっているようでしたら格安チケット巡りをするのもありかもしれません。大手は日本と同様でルート指定の早期割やキャンペーンをしていることもあります。折角ならビジターセンターやバックパッカー御用達のツアー会社Backpackers World Travel(http://www.backpackersworld.com/)や
Fright Centre(flightcentre.com.au)でワイワイいいながらオーダーするのも楽しいです。こういう場所は、利用目的も決まっているのでキーワードがわかれば全く問題なくコミュニケーションができますし、スタッフも留学生に慣れているので、ひとつひとつ訊けば丁寧にわかりやすく教えてくれることでしょう。※わからなければ断ればいいだけなのだから(Please let me think about it!!)

空港は、各々の町の郊外にあるのでCBDまでのアクセス方法は確認が必要です。タクシーや直通バスもありますがここは是非とも冒険してもらいたいです。関空からJRに乗って大阪へ・羽田から私鉄にのって品川へ行くように都市ごとにローカルな方法があります。スタッフや現地の方々とコミュニケーションを取りながら挑戦・実践をすることで決められものでなく、自ら切り開いた世界を旅をしたなと感じられることでしょう。

an airport

Perth airport
【フェリー】

僕は、メルボルン~タスマニア間をフェリー「Sprit of tasmania」に乗りました。(他にも島へ渡る船はQLD州・NSW州などにもあります。)

船は普通のフェリーと変わりません。料金によって船室だけでなく船体後部の座席のみも選ぶことができます。座席は大きなリクライニングにシートなっており、12時間の旅程でしたが比較的快適でした。

チケットはネットでもありますが、ビジターセンターからアクセス頂いたほうがオススメです。スタッフに訊きまくりYHA会員カードや学生証などあらゆるConsession(割引)含めて調べてくれたおかげで、HPにはない料金で乗ることができました。フェリーに乗る頃には旅に慣れてくるので「世界一キレイな空気や自然があって最高と聞いたんだ」と伝え、スタッフからも「TASSIEを楽しんでね」という感じでフランクな旅の会話を楽しむことができるようになりました。

a ferry

 on an inside of a ferry

【リフトLIFT・相乗り】

相乗りは、BackPackersや広場など掲示板に手書きやワードの用紙で呼びかけてあることが多いです。携帯電話が記載されてりうのでSMSをつかってコンタクトや電話をしてコンタクトをとります。他にも職場や宿泊先で仲良くなり意気投合して相乗りがはじまることも多いでしょう。ヒッチハイクも田舎の方ならば、ファーム帰りの方や老夫婦などが気前よく乗せてくることがあります。しっかりと手や身体を使ってアピールをしながら相手が車を停めやすい位置でたたかうのが良かったです。僕が10km先のペンギンを見に行こうとひたすら歩き続けていると、車の窓を開け途中で声をかけてくれた御婦人がいました。どうしようもない時ほど助けてくれる国がオーストラリアなのかもしれません。
ヒッチハイク

この記事を書いた人

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Kenichi Okumura
現在地:日本
京都のとある大学で看護を学び 救急看護師として日々従事していた。 その後は、世界観を変えるためにAustraliaに旅立ち 現在、日本から再度自分の夢である世界へ目を向け 視野を広げて活動できるように交流をつづける。 「何にもとらわれないひらかれた場所で空をみること」を目指して。

Kenichi Okumuraさんの海外ストーリー