【Ankara'da boycot!!!】
シリアのトルコ国境付近の街、コバニへ進撃を続けるイスラム国への攻撃に関連した学生のデモ、授業ボイコットが、ここアンカラでも起きました。(リンク参照)
アンカラ大の私がうろついているキャンパスは、いたって平和的でしたが、政治学部のキャンパスは荒れに荒れた模様。これによって明日は臨時休校。
http://webtv.radikal.com.tr/…/…/odtude-mudahale-bas...
ただ、彼らが何をしたいのかはトルコ人のルームメイトたちもイマイチ分からないようです。
一人は、「抗議グループはただ、「コバニを助けろ」って言ってるだけ。介入を強めてほしいのか、しないでほしいのか、何を求めているのかよく分からん。」と言っています。もう一人は、「こんなことで授業が妨害されるなんてふざけた話だ。」と呆れ顔。
「日本にこのデモの様子をどう伝えればいいのかな?」と私が聞くと、「う~ん、正直トルコ語でもうまく説明できないよ。ハハハハ」とのことです。苦笑
私はそもそも、クルド問題をはじめとした紛争の「現場感覚」を何よりも求めてトルコに来たので、こういう瞬間に立ち会えるのは「来たかいがあったな。」と思う反面、今も多くの人が危険にさらされていることには心が痛みます。
中東の政治のカオス加減がいくら面白いと言っても、人間らしさは忘れずにいたい。国際政治をゲームみたいにとらえて、その影でどれほどの人が傷ついたり泣いたりしてるのかを忘れることは、絶対にあってはならないこと。