留学して3か月経ったのか。
同じトビタテでフランスに留学している彼、宮川裕基のこの記事を見てそう思った。
もう3か月とは思わない。この三か月、今までの人生で感じたことのないくらい密度が濃かった。今振り返るとそう思う。
留学1・2日目
初めての海外。香港で14時間のトランジットを経験し、初めて外国人とまともの英語をしゃべる、すべてが初心者。日本にいるときも外国人と接することも全然なかったから英語を話す機会も全然なかった。本当に高校の時に英語を勉強しておいてよかったと思う。
1週間目
フランスにつき1週間のホテル生活。寮を決めるために~と思っていたがそんな甘くなかった。外を歩くもバスの乗り方もわからないしお金も手持ちの分しかないしケータイつながらないし外食もわからない、スーパーでの買い物もなんだこれ。
こんなスタートでちょっと引きこもりみたいな感じに。
手続きのために学校へ行くのが鬱だったことを思い出す。
2週間目
1週間後、ご厚意で「寮が決まるまで泊まっていい」と言ってくれたSophie先生。「ここは君のもう一つの家だから。私たちは家族だから」と。先生の家を離れた後もまだ交流は続いていて、昨日友人を連れてご飯を食べに行ったりもした。
3週間目
寮が決まった後も様々な手続きで正直帰りたかった。これが留学か、と。英語で話さなきゃいけないストレス、保険の契約や学校との契約、銀行開設などなど事務的な手続きを行わなければならなかった。このとき日本人の知り合いが忙しい先生だけということもありなかなか苦労していた。友達もいなかったに等しい。そんな中、心を支えてくれていたのは日本にいる友達だった。
1か月以降
2人の中国人と過ごしながら始まっていた留学生活。同じ建物のポストを見ていたら日本人の名前があったからFacebookで検索。今思えばストーカーチックだが、当時はとにかくアクションを起こすことを心掛けていた。 時間割がわからないことなどを相談していたがあるときに呼ばれた天ぷら会で3人の日本人と出会う。
ここで出会った元気とはよく飲む仲間に。日本ではよく一人で行動していたものの最近は彼といることが多い。自分のわりに珍しい。彼らの知り合いの日本人ともよく会うようになり、今では30人ほど日本人の知り合いがいるんではないだろうか。そして彼らのおかげで日本語を勉強しているフランス人ともたくさん知り合いができ、たまにその授業にアシスタントとして日本語を教えたりしている。
そうそう、もう一つ面白い出会い方があった。tinder という出会い系アプリがUI的に面白くて暇つぶししていたときたまたまマッチしたのが Lilas と Maud。彼女らは日本語を勉強しているとのことですぐ会って仲良くなった。お互い勉強している言語の国籍だからお互いにとってwin-win。
全部振り返ってみて。
もともと海外には目を向けていたものの、なかなか日本という快適な環境(comfortable zone)を抜け出せずにいた。留学を決め、フランスに住み、いろんな出会いがあり、見るもの触れるものすべてが新鮮でとても濃い3か月であった。日本の漫画やアニメや武道、ドラマや映画などほんと有名なものが多くて、すごいな~と思いつつ、日本のことを教えてもらったり。笑
ただやっぱり日本にいるときに感じてたものと実際に起こっていることと全然違うこともあってやっぱり自分の目で確かめてみることが大切だなと感じた。
それとトビタテ留学JAPANがこの留学をより濃いものにしてくれていると思う。
奨学金をもらえていることでたくさんアクションをとることができるし、
どこへ行くにもトビタテの人がいて情報交換したり、楽しく飲んだり。