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8月

1.勉学
 私の派遣先の大学では、9/2から4日間にわたってオリエンテーションが行われ、その後各専門ごとに授業が始まります。

 フィンランド人の友人がフィンランド語の0~10と簡単な挨拶を教えてくれました。フィンランド語-英語の辞書ももらいました。 発音を褒められたので、勢いに乗ってアパート中にフィンランド語の単語の紙を貼り、ルームメイトに笑われています。言語と文化は切っても切り話せない関係でしょう。私の関心の1つに広く「文化」があります。フィンランド語を通してフィンランドの文化も少しずつ見ていけたらと思います。

2.生活
 東フィンランド大学は首都ヘルシンキから北東に進んだヨエンスーにあります。到着した日は、ヘルシンキ空港にフィンランド人の友人2人が迎えに来てくれ、車で7時間の道のりを送ってくれました、優しいです。途中、ヘルシンキとヨエンスーの中間地点のラッペランタにある友人の実家で、夕ご飯を御馳走してもらいました。 英語で一生懸命食事の解説をしてくれるお父さん、暖かみのある木で作られた1階立てのお家、手作りの家具、17時に揃っている家族、揺り椅子に体を預けるおじいちゃん、会話を大切にする人々、北欧デザイン、などから寡黙の中の豊かさを感じました。その後は、皆でお庭でリンゴとブルーベリー摘みをして、握手をして帰りました、果物のお土産をもらって。

 私がこれから9ヶ月間住むアパートは十分すぎる広さです。 留学生向けのアパートではなく、フィンランド人の友人とフラットシェアをしています。ルームメイトは日本語が通じ、「行ってらっしゃい/行ってきます」「ただいま/お帰り」のやり取りができるのは、とても安心します。早くもアパートが「ホーム」のように感じます。個人の部屋はそれぞれ別れていて、キッチンやダイニング、バスルームを共有するような形です。
 もともと家具は付いていないアパートだったのですが、優しい友人達が家具を持ち寄って一式揃えてくれました。私が来る前にこの部屋を使っていたフィンランド人も友人なのですが、本棚やダンベル、体重計等を残していってくれました。また、去年東フィンランド大学に留学していた先輩方が、生活用品や日本食を置いていって下さったので、新しい生活を問題なくスタートすることができています。友人に恵まれ助けられて留学が始まり、幸せに思っています。

 家の前はほとんど森で、窓からよくウサギやリス、森で遊ぶ子供達を見かけます。静かで穏やかな場所にあります。 徒歩5分圏内に3つのスーパーマーケットとパン屋さん、フリーマーケットがあり、大学があるセントラルまで自転車で15分の、私にとっては最高の立地です。家の裏は教会と接していて、毎朝教会の鐘の音が聞こえるのは、とても神聖な気持ちになります。

 ヨエンスーに付いた翌日の夜は、ちょうど年に1度のヨエンスーのフェスティバルの日でした。来るタイミングが良いねと言われ、ルームメイトとその友人達と遊びに行きました。 大きな大きな川の畔や船が飾り付けられ、ロックライブや出店があり、多くの人で賑わっていました。私のルームメイトとその友人達はヘビーメタルの大ファンで、このイベントの後は、ヨエンスーにあるロックバーに連れて行ってもらいました。フィンランドは日本以上にお酒の種類が豊富で、何を飲んでも美味しく、元気が出るような気がします。サルミアッキ入りのウオッカ、シナモンの味付けのウイスキー、気に入りました。

この記事を書いた人

Akari Yamasakiさんの海外ストーリー