Canpath
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詐欺にあった話。その被害額は…

先日シンガポールのあやねさんの記事をみて、
  

「あ、そういえばあたし詐欺に遭ってたんだったわ。」
  
ということをふと思い出したので、私のような被害にみなさんが遭わないためにも、
この場を借りてご紹介しときます。

東南アジアにお住まいの方は要注意!


  
それはわたしがカンボジアに来て2週間ごろ(10月12日)の話。
もう1月が終わろうとしてますが、10月の話をしますね!

来たばっかりだったので、一眼レフカメラを持って
メイン画像にある独立記念塔あたりをフラフラしてました。

そこに現れた自称インドネシア人の女性A。

写真を撮ってくれと頼まれたので、快く引き受け、撮ってあげました。

とても雰囲気の良い女性で、めちゃくちゃフレンドリー。

しばらくお話していました。

旅先での出逢いは大事にしたいタイプなので、
こういう出逢いにはわりと喜んでしまう羽野。

そして、さらに親近感のわく話題を持ちかけてくる女性A。

A「え!あなた日本人なの?実は私の姉が今度東北にボランティアにいくことになってるの!
 良かったら姉に会って日本のことを教えてあげてくれない?」
  

そうかそうか、それはぜひお会いしたいと思っていたが、
その後すぐに友達と会うことになっていたので、
後ほど連絡してくれということになった。
  

友達とのアポが済むと、女性Aの兄と名乗る男性Bが迎えにきてくれ、
「今妹は祖母の入院している病院に行ってるから家で待ってよう!」と、
お家に連れて行かれる。

そのお家つくと現れたのは自称カジノのディーラーを名乗る伯父さん。

伯父「君、カジノやったことある?」
羽野「いや、ないっす。」
  

すると絶対勝てるテクニックを教えてあげるからと、
男性Bと3人でカジノ講座が開始される。

しばらく講座が続いた後、突然

伯父「今からライバルである富豪が来るから、今教えたテクニックで
   俺たちでグルになってそいつを大敗させてやろう。」

と言い出し、100ドルを渡される。

「あ、これはアカンやつや。」

とそのときようやく悟った羽野、

「受け取れません。学生だし、こんなことできません。帰ります。」

とお断り。
  

なぜかすんなり承認してくれたのだが、帰り際に

男性B「実は、こんなことしているのも全部祖母のためなんだ。
    今、祖母の輸血のためにお金を集めているんだよ。
    君も20ドルでいいからカンパしてくんないかい?」

と告げられる。
  

「あ〜はいはいそれも嘘だろどーせ。笑」

と思いつつも、今後めんどくさくなるのも嫌だし、
この先何もないんだったらと、20ドルだけ渡して帰らせてもらった。
  

そう、私の被害額は20ドルでした。
  
 


 
しかし、この詐欺、ライバルの富豪が来た後の展開は以下の通りのようです。
  

①ライバル到着後、被害者含むグルの3人はいわれた通りのテクニックで勝ち続ける。
  

  
  ところが、、、
  

②突然勝てなくなるor最後のゲームで富豪が大金をかけてくるのでそれに見合うものを
 準備しなければならなくなる。
  

富豪「僕もこれだけ賭けるのだから君も支払能力があることを証明してくれ。」

  
③被害者はATMにつれていかれ、限度額いっぱいの金額をおろすよう要求される。
 それができない場合は、持ち物(カメラ、ケータイ等)を賭けることになる。
  
  
④家に戻り、大敗。
 伯父や男性Bは「続きは明日やろう。必ず取り返す。」と
 言うが、翌日から連絡が取れなくなる。

  
⑤詐欺に遭ったことに気づく。
  
  


という流れのようです。

カンボジアの生活情報サイトでも紹介されている詐欺で、被害者も増えているとのこと。
(参照:http://nyonyum.net/archives/7464)
  
  
その名も「いかさま賭博詐欺」。
  
  
私は運良く、あっさり帰してもらえたので良かったのですが、
勝負だからと帰れなくなるパターンもあるので、やばいっす。
  

20ドル、しかも自ら渡した20ドルで済んで、
なんか、不幸中の幸い、、、笑
  

いや〜、この話をすると、「ついていくなよ!笑」と突っ込まれますが、
  
これ、意外とだまされるんで、まじで気をつけてくださいw
  
  
現地入り2週間でこんな目にあっていきなり心折れかけましたよね。笑

  
ちなみにその後何週間か後にその詐欺師達はイオンモール(たぶん日本人が多いから)で
次の被害者を見つけようと必死でした。笑
  
  

やはり日本人はカモのようで。

  
それ以降、
  
「あらあなた、すてきな靴ね!」とか
とりあえずいきなり親しげに話してくる人(フィリピン人、インドネシア人が多い)には
とにかく警戒心を持って接するようになりました。笑
  
  
  
みなさんも、気をつけてください。
  
  
  
油断、大敵。笑

この記事を書いた人

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Erika Hano
現在地:カンボジア
福岡県(博多ではない)出身 大学の専攻はカンボジア語 休学中 行った国:中国、韓国、オーストラリア、サイパン(USA)、カンボジア(2回目)、フランス、イギリス、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム 行きたい国:ラオス、ミャンマー、ウズベキスタン、ギリシャ、トルコ 住んだ国:日本、カンボジア、オーストラリア(ちょっとだけ) 住んでみたい国:タイ

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