Copenhagen, Denmark
一番幸せな国での1年間の記録
外国人としての日本生活の話も面白いかもしれないけど、自分の記録のためにも、そして少しでもみんなの興味の持ってそうな留学の話をお伝えするためにもデンマークで過ごした一年間の話を少しづつ掲載していきたいと思う。長くなるのか、それとも短編になっちゃうのかはまだわからないけど。
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私は日本で大学生活をし始めてから2年目の頃、交換留学プログラムを申し込んだ。ビジネスを勉強したかったから担当教授から世界中の色んなビジネススクールを紹介してもらうことに。その中にはアメリカ、イタリア、イギリスなどがあったのだが、なぜか目に入ってきたのが、コペンハーゲン・ビジネススクール。「コペンハーゲン?あれってスウェーデンだっけ」みたいなバカな自分だったが、北欧への憧れはなんとなくあったようだ。誰も行かなさそうなところだというのも興味誘発。
1年間デンマークで色々探検してみようぜといった非常に簡単な理由で、デンマークでの1年間の留学生活(正確には日本留学中にまた留学という二重留学)が始まることになった。
そして2009年の8月20日、私は世界で一番幸せな国に到着。
なんと綺麗なところなんだ!天気やばっ!景色やばっ!物価もやばっ!
デンマークは多様な面で驚きの連続。
到着したのはTietgenという学生寮。「ちょっと待って、これが寮?学生の?」って感じの、建築賞を何回か受賞したという作品である。
部屋に荷物を置いて、整理して、ベッドに座って見慣れてない外の景色を見る。
留学先に着いて部屋に入ると、なんとなくいつもやってくるのが緊張感、ドキドキ、そして少しの寂しさ。
「大丈夫かな」、「友達はできるのかな」、「スーパーってどこなんだろう」、「家に電話したい」、「早く学校のみんなに会ってみたいな」など。色んな思いで脳がちょっと忙しいこの頃。
こんな時は、眠るしかない。長時間の飛行もしたわけだから、ちゃんと寝て明日からまた考えようと。
夏にこの国は夜10頃になってからやっと暗くなった。
時間感覚のまったくないこの夜中。
カバーもまだない布団をすっぽりかぶって横になる。
God nat(「おやすみ」のデンマーク語)、そして初めまして、デンマーク。