Canpath
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美容室に行ってきた。

灼熱のヤンゴンからこんにちは。
さて。突然ですが、この髪型いくらだと思います?
hair.png
    
ミャンマーの物価をご存じでない方は、推察しにくいかもしれません。
10万ks=約1万2000円です。日本人のお店?いえ違います。
日に日に広がっていったこのボンバーヘアーも落ち着かせることができるようになり、
家代、学費のぞいて今までのミャンマーライフで一番高いお金を払ったショックからも
回復してきたので、(参考:一番小さい冷蔵庫 8万3000ks=約9000円)
今日はミャンマーの美容室についてご紹介していきたいと思います。
    
一応見た目を気にする年頃の女の子ということもあって、800ks(約100円)で
そのへんにある床屋さんで切る決心はつかず。
おしゃれミャンマー人に聞いたところ、
「高いけど、女優も行くような、ヤンゴンで一番いいところ!」
というわけで行ったお店、T8
雑誌の広告によると、いくつか店舗があるみたい。
20150428_155538.jpg
    
今回はカットとパーマをお願いするつもりで訪問。
最初に、お抱えの美容師はいるかと聞かれた私。以前友人に言われた、
「一番うまい人に頼んで、なりたい髪型を自分でしっかり言えば大丈夫。」
というアドバイスに従い、
「一番うまい人でお願いしますっ!」と意気込む。
    
そして席につき、パーマをかけたい旨を伝える。
値段表を見せられて動揺を隠せない私。
一番安いコースで9万ks(約1万1000円)。
今日の昼ごはんは2000ks(約250円)。
ポイントカードについて説明しているスタッフの話を聞かず、
瞬時にいろいろ考え、
切りに行く時間がないこと、安いところは不安ということで、
「もうやってやろう」と鼻息荒く、
2番目に安いコースに。(その時の手持ちのありったけ)
ちなみに最高値は20万ks(約25000円)。ここはどこやねん。東京か。
  
20150428_172631.jpg
まずはシャンプー。靴を脱いでベッドに横になります。
水でした。でも暑かったのでいいです。
爪をたてることなく、ふつうに気持ちよかったです。
頭のサイドを洗うときには頭を横にされます。
横に人がいたら「あらこんにちは気持ちいいですねはは」と微笑みあえます。
耳の中もきれいにしてくれているんだなというほどジャブジャブと
耳に水を入れてくるので、苦手な人はご用心。
 
終わったら、なぜかvip room のような個室に連れて行かれ、
登場しました、セヤー(先生)!!坊主頭の。
ハローと言われたものの、ビルマ語でどんな髪型にしたいのか聞かれたので、
携帯に保存しておいた写真を何枚か見せつつ説明。
こんな感じになりたかった私。(髪型だけよ、髪型)
Screenshot_2015-05-11-02-00-39[1].png
  
日本の美容院だと、どこから来たの会社員ですかトークが始まるところですが、
説明したあとは一言も声を発さず、きる切るキル。
ビルマ語の練習も代金のうち!と思って、いろいろ聞く私。
日本のように、アシスタントを経てはさみが持てるようになるわけではなく、
誰でも切れるのだそうな。美容学校は中国系とのこと。薬剤はドイツ製らしいです。
20150428_150136.jpg
多くのお客さんはシャンプーのために来るみたいです。
(ちなみに。私の知っているミャンマー人の友だちは概して3日ほど髪の毛を洗いません。
夜に髪の毛を洗うと病気になると脅されました。)

いい長さに切れたあとは、パーマをかけるために、ふつう施術してもらう大きい部屋へ。
ここでセヤー、いなくなりました。
一番大事だと思われるパーマについては、口頭でちゃちゃっと説明し、
若い子2人に任せてどこかへ。あれれー
「朝9時から働いて手動かないもう無理」と弱音を吐く女性アシスタント。
私ともう一人の男のアシスタントに励まされつつ、
液をつけて、しばらくして、くるくる巻いていく。
20150428_164634v.jpg
右と左のバランス確認をほとんどしない(笑)こと以外、日本と同じ要領でした。
デジタルパーマということで、カーラーが重いのなんのって。
そのあと、機械とカーラーをつなぐのですが、線が故障しているらしく、
一部のカーラーが熱くならず。熱くなったカーラーは熱すぎて、汗が噴き出る私。
ドライヤーで風を送ってくれたお兄さんありがとう。
    
しばらくカーラーの重さに耐える。
頭をもう一度洗ったあと、セヤー再登場。
いいねいいねと言いながら乾かしてくれました。
このとき、ドライヤーに漏斗みたいなのをつけた、進化系ドライヤーを使い、
かなりの縦巻きに。一瞬オスカルになり、そのあとは
その縦巻きをくしゃくしゃっとして、最終的にサザエさんみたいになりました。
     
ようやく3時間強の施術が終了。
VIP cardみたいなの、もらいました。確かポイントで割り引けるとかなんとか…。
帰り道、守衛のおっちゃんたちに「きれいだねええ!」と。
ミャンマー人受けはいいのかもしれません?
   
帰路でさっそくミャンマー人に平均的値段を聞いてみたところ、その彼女は
1万5000ksで普段パーマをかけているそうな。むむっ
お店もきれいだったし、薬剤もちゃんと使ってたし、
弱くてすぐとれるより、強めで長持ちする方がいいよね!
と帰りのバスで自分に言い聞かせたサザエでございました。
新しい経験でした。
  
おしまい

この記事を書いた人

sukyishwe
現在地:ミャンマー
大学生 SSEAYP41st トビタテ一期生

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