5302 views
2 応援!
0

はじめての海外

ニュージーランドに圧倒される

お寿司.JPG

三年生の夏、はじめての海外だった。

語学研修として、学校からお金を負担してもらいつつ、海外へ行ける。
これに惹かれた。
釧路高専に入学した理由のひとつだった。

なので、わたしにとってこれはとても自然だった。

成田から飛行機に乗り、およそ半日のフライトを経て、
まず、オークランドに着いた。
空港内はかわいらしい免税店ばかりで、「ああ、外国に来たんだ」と感じた。
そのあと、小型機に乗ってネーピアまで約50分。
ほんとうに小さな小さな空港で、わたしはパームさんに出会った。

彼女はシングルマザーで、ジョージャというわたしより一つ下の女の子と暮らしている。
幼稚園の先生をしている彼女は、とてもわたしのような子供の扱いが上手だった。

彼女の家は、ネーピア中心部から車で10分ほどのところ。
裏手に丘があり、近くに公園のある素敵な場所に家は建っていた。
すぐに部屋に通してもらい、キャリーバッグを置くと、
今度はリビングに通された。
気を遣われているのか、煎茶を飲むかと訊かれたのでありがたくいただいた。
が、なぜか煎茶なのに砂糖を入れられるところだった。
本気でやめてくれと思ったので、いらない!と強めに言ってしまった。

おみやげに持って行ったのは、
・けんだま
・風呂敷
・折り紙
・紙テープ
・置物
などだったが、風呂敷は本当に喜んでくれた。
まさかのテーブルクロスとして使ってくれてかなり恐縮だった。

そのあとは、夜ご飯の支度をするために街へ買い物へ行った。
ショッピングエリアまでは車で10分。
さすが外国のマーケットである。
とにかくでかい。
置いてあるものもでかく見える。
それから特徴的なのが、ワインの量である。
まあとにかくいろいろな種類のものがたくさんあり、ワイン専門店なのかと思った。

ここで、「ラムはどれくらいの頻度で食べるのか」ということを訊いてみた。
答えは、「あまり食べない」とのこと。
驚いていると、「高いのだ」という。
基本的には、牛、鳥、鹿を食べるのだそう。

最後に、寿司BARへ行った。
寿司だと思って喜んでいると、かまぼこを割いてのっけて海苔で巻いた、「CRAZY HAIR」という名前の寿司や、
かぼちゃを焼いて甘辛いたれにつけた「PUNPUKIN」という名前の寿司がショーケースに並んでいた。
す、寿司じゃない・・・

この記事を書いた人

Canpath user icon
Sudou Sudou
現在地:日本
北海道 釧路高専電気工学科 トビタテ!三期生 ラジオパーソナリティ