今年の2月に、オーストラリアのローンで開かれた表題の学会に参加してきた。初めての国際学会、発表はちゃんと聞けるだろうか、道に迷わないだろうか、俺は何をすれば良いんだ。。。などなど不安は尽きないものの、「発表自体はポスターだし、まあなんとかなるかなー。」なんて楽観視していました。
当日、夕方からポスター発表が始まります。私も自身のポスターの前にスタンバイ。会場では、ビールに始まりワインやスパークリングが振る舞われ、美味しいつまみもあってワイワイがやがや。喉を潤す人々と対照的に、いつの間にか私の口はカラカラ。つばは飲み込めず、溢れ出るいやーな汗。そしてついに、初の聞き手が。
あの時、私がしゃべっていたのは英語だったのか、何語だったのか。舌は回らない。喋れない。でも、このよくわからん東洋人の話を、笑顔で聞いてくれるおじいさん。
この時、本当に自分の実力不足を懺悔した。伝えたくても伝えれない。聞いてくれる方に伝えれないもどかしさ、申し訳無さ。私はこの時の悔しさを、一生忘れないと思う。そして、いつか完璧に自分の思いを、研究を、理念を伝えてみせようと決めた。
そんな思い出深い、学会。トビタテでの留学を、強く強く後押しした学会です。