Canpath
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Internationalization in Class

日に日に忙しさを増す中
あっという間に2ヶ月経過。
自分は何か達成できているのか
不安に駆られることもあります。

今回は、留学生と現地学生の壁を取り去る上で
日々の授業がどんな役割を果たしているか
記載したいと思います^^

写真は、記載内容とは関係ないのですが
Newcastle upon Tyneの風景です。

Lecture

日本とあまり変わりません。
大講堂だったり小さなクラスだったり
学部・ステージ(学年)によって様々。

留学生は、学年に関わらず、
所属大学で学んできたレベルに応じて
授業を選択します。

日本によくあるような、
\留学生向けプログラム/
\日本の文化・社会・言語を学ぼう/
みたいなのはないです。

留学生のために特別なプログラムが
組んであるわけではありません

もちろん留学生のために
開講されるのもわずかですがあります。
(British Cultureとか)

留学生は現地学生の授業に混ざり
現地学生と全く同じレベルで
授業を受けることになります。

現地学生にとって
クラスに留学生がいるのは当たり前。
彼らにとって留学生はクラスの一部です。

Seminar

英国ではレクチャーとセミナーが分かれています。
セミナーでは、レクチャーをもとに実践に取り組みます。
学生を少人数にわけて、演習・討論など。

全てのモジュール(授業)が、
毎週クラス内でのグループワークを要求します。

しかも、セミナーの前に必ず、
グループスタディというものを
実施しなくてはなりません。大変!

現地学生・留学生関係なく
割り当てられたグループで集合し、
プレゼンの準備をしたり、
グループレポートを作成したり。

これが毎週、すべての授業で
実施されています(@_@)
図書館はいつも学生でいっぱい!

とても大変だけど、
これって双方の学生にとって
本当にメリットだと思うんです。

何かのために、現地学生と留学生が
一緒に取り組むことのできる環境
毎週提供されていることになるから。

お互いに理解しようと努力するし
伝えようと努力します。
毎週顔を合わせるから仲も深まる。

私も、セミナーグループが同じ学生とは
授業外でも良く会うほどに
仲良くなることができました^^

たしかに、日本の大学によく見られる、
留学生向けのプログラムというのは
日本の文化や言語を理解する上で
彼らにとって大きなメリットです。

でも、それが現地学生と関わる機会を
妨げているとしたら?

日本の大学においても、
留学生が現地学生のクラスに混ざって
一緒に何かに取り組むことができれば

現地学生と留学生の壁は、
もっと楽に取り払われるのでは、
と思ったりします。

たとえば私の大学では、
アメリカ人の教授が15人程度の小さなクラスで
日本の美術について、英語で教鞭をとってました。
日本の学生向けですが、留学生も受けてました。

言語の壁が分厚いのは事実ですが、
このようなスタイルの授業が増えれば、
双方にとって大きな利点があると感じます。

大学入りたてで英語がまだ話せない頃、
ネイティブスピーカーによる英語の授業が
全員に対して実施されてました。

内容がわからないこともあったけど、
友達とそれぞれが聞き取った情報を共有して、
パズルを完成させるように、
自分の理解を補ってました。

こんなふうに、楽ではないけど
出来ないこともないんですよね。

少し負荷をかけてでももっと多くの学生が、
もちろん留学生・現地学生どちらも、
こんな機会がもてればいいなあと
私は思っています(^^)

次回は、City Councilの方への
インタビューについて更新します!

この記事を書いた人

Natsumi Hirano
現在地:イギリス
QUB4 Faculty of Letters Department of English Newcastle/UK 22nd. Sep 2015~ Tobitate 2nd Unique Challenge Course

Natsumi Hiranoさんの海外ストーリー