学部3年から大学院1年へ飛び級
現在、某国立大学の理系修士1年。
去年までは同大学の理学部3年だった。
飛び級しようと思ったのは学部1年の1月頃。
私が学部2年になると同時にJRFという新しい制度が始まると告知があった。
JRFとは学部2年から研究室に所属し、3年の講義も受講してよいというもの。
(通常は学部3~4年で研究室配属になる)
学部教育の初期段階から理学専門に特化した英才教育を行い、将来の研究者を育成する
という目的のもと開始されたシステム。
これを利用すれば3年次までに全ての単位を取ることができ飛び級が可能ではないかと考えた。
そもそも飛び級しようと考えたのにはいくつか理由がある。
- 4年分の授業料を払うほど大学の教育に価値を見出せなかった。
- 将来多額の借金(奨学金)を背負って生きていくのが嫌だった。
- 忙しい方が頑張れるタイプだから4年分を3年で終わらせる方が実になると感じた。
- 何か飛び級ってかっこいい。
ざっとこんな感じ。
これらの理由からJRFに応募し、
180人程度いる学部の中からJRF1期生3人のうちの1人になった。
そして学部2年になると2年の授業に並行して3年の授業・実習を受けた。
専門は生物だが高校で生物を取っていなかったため、
3年の授業を受けるためにかなりの予習が必要で苦労したのを覚えている。
また、3年の中に2年1人で潜り込むのも結構な苦痛だった。(コミュ障だから)
それでも頑張って2年のうちに2年の単位と3年の8.5割の単位を取得し、
3年からは自分の研究を始めた。
学会に行ったり、英語の総説を書いたりもした。
そして3年の2月に特例で院試を受け、合格したので4年を飛ばし、修士1年になった。
初めての留学
飛び級が決まった頃、教授からトビタテのことを聞かされ初めて留学を試みようと思った。
研究しながら旅行できるじゃん!というのが本音。
(海外旅行が好きなので)
そして実際、留学中に東南アジアを月2,3回のペースで旅行している。
自分が知らなかったものに触れることはとても刺激的で、何よりもストレス発散になる。
だが、そんな留学生活に疑問を持ち始めた。
留学している意味、私がやりたいこと
平日は研究、週末は旅行・遊びという毎日。
初めはこんな生活に満足していた。
しかし、最近"何で留学しているのだろう"
こんな疑問がずっと頭の中をぐるぐるしていた。
世界で活躍しているトビタテ生を見たからかもしれない。
そして将来について真剣に考えるようになってきた。
これまでは研究職に就くという考えしかなかった。
以前、シンガポール在住日本人研究者の会にお邪魔させていただき
就職などの質問を受けていただいてその考えはさらに強くなった。
しかし、海外旅行が好きということから観光業にも興味を持ち始め、
いろいろと調べてみた。
そこで感じたこと。
- 学部生の時にもっと旅に出ておけばよかった。
- 研究留学をする前に語学留学をしておけばよかった。
- 観光系の学部がある大学に行けばよかった。
すべてが後悔だった。
ここでやっとタイトルに戻るわけだが、
飛び級せずに、人生の夏休みをもっと利用すべきだったのかもしれない。
理系の大学に入ってしまったことはもう仕方がないことだから
せめて研究室に配属されるまでの間に、
長期休みなどを利用して語学留学や長期旅行を経験すべきだった。
これらを経験した人としてない人とでは視野の広さ、ものの考え方が全然違う。
トビタテで知り合った人たちを見てそう感じた。
(メイン画像はそのうちの1人との手紙のやり取り)
1年飛び級した分で海外に行くか。
でもそしたら新卒じゃなくなってしまう。
人生って難しい。
ただのまとまりのない文章になってしまったが、これが今の私の頭の中。
でもそしたら新卒じゃなくなってしまう。
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