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タイ・パヤオ ~HIVコミュニティ滞在

2013年8月7日
雨季のタイへ。

今回で3度目。相変わらず飛行機は苦手であった。
今回はカレン族の村ではなく、パヤオ県へと向かった。

パヤオといえば、HIV感染者が多いことで知られる。
今回はそのHIV感染者の多いコミュニティにホームステイをし、
感染者やエイズ孤児を地域コミュニティでフォローする取り組みを視察することになった。


今回のタイ・スタディーツアーを含め、3度目のタイ。今回は今までと違ったタイを見ることができた。3度目にして、行くところ、食べ物、見るものすべてが新鮮!

今まで行ったことがあるのはチェンマイの山岳地帯のみ。今回はチェンマイをはじめ、ランパーン県では人生初のゾウ乗り。パヤオ県ではバンマイ・バンピンの二つの地区にホームステイ。最終日にはチャンライから日本へと帰路についた。

前回行った山岳民族の村では食べることのできない動物や果物をいただいた。今回はコオロギや蚕、スターフルーツ、ランブータンなど。

「アーハーン タイ ペッ テェ― アロイ」(タイ料理は辛いけど美味しい!)はホームステイ先での口癖だった。
あまりのタイ料理のおいしさに日本にいる時以上の食欲。

初めて見たものではないが最後のホームステイ先での朝の風景が印象に残っている。

自然が豊かなタイ。タイの朝はほんとに美しい。

時がたつのも早く一週間という滞在期間も短く感じた。そして毎回のように帰りたくなくなる。なぜ帰りたくなくなるのか。その理由はいつ行って分からないが、おそらく見足りない。行き足りない。食べ足りないものがまだあるからだろう。

しかし今回は少しだけ分かった気がする。それは今回のツアーで印象に残っている2つの出来事からもわかる。

それは3日目に訪れたバンピンでの出来事。バンピンのセンターで歓迎の文化交流会をした時のこと。日本人がカンナムスタイルを披露したあと、もう一度タイの子どもたちを巻き込んで踊ったらどうかということで招いたところ数人の女の子が来てくれました。すると驚いたことにその中の一人が先頭で踊り出した。しかも即興の振り付けで。なんとノリのいい子なんだと感心した。なんの恥ずかしさも見せずに踊っている姿を見てこちらが恥ずかしくなった。そしてこういう時こそ恥ずかしさを捨て、自分をありのままに表現することの快感を得ることができた。
そしてもう一つは、バンピンのホームステイでお世話になったシアット先生。シアット先生は言葉にならないくらい私たちをもてなしてくださった。正直、こんなに気前のいい人は日本にはいないと思う。このシアット先生を含め、たくさんの人にお世話になった。それは見返りを求めない「もてなし」。それは神様がその人たちを通して示された愛ではないだろうか。

この記事を書いた人

藤田 勇樹さんの海外ストーリー