オーストラリア留学で初めて会った日本人の方に声をかけられてキャンベラ補習授業校の高等部で授業をしてきました。補習授業校とは海外で生活し、現地校に通っている日本人の生徒が週末に日本の教育を受ける学校です。キャンベラ補習授業校は毎週土曜日の午前中に小学部と中学部では国語と算数・数学の授業があり、高等部はいろいろなトピックの授業を受けます。高等部の講師には国語、数学に加えて歴史、音楽、安全保障学、国際関係学、天文学などの専門を持つ方がおり、オーストラリア国立大学のスタッフや大学院生も講師で活躍しています。
高等部のクラスは高1〜3で10数人のクラス。今回は私の専門の天文学・・・ではなく、気象学の授業を「天気図と日本の気候」というタイトルでしてきました。中学理科の天気の範囲と台風についてをカバーした内容でした。ちょうど日本では台風15号が通過した直後だったので沖縄、鹿児島、熊本、福岡などの被害状況も伝えました。日本は周囲を海で囲まれており、山も多くあるので、広大な大地のオーストラリアよりも天気の移り変わりもバラエティに富んでいます。
やはり日本の学校のクラスと違って質問が出るというところが印象的でした。台風の話をしたところ、「台風の中で野球ボールを投げると変化球になって面白そう」や「竜巻はどうしてできるのか?」、「台風は合体することはあるのか?」などいろいろな質問が出たほか、「瀬戸内地域の気候が乾燥している」と言ったところ、「鳥取砂丘!」と言われたりしました(ちょっと鳥取砂丘はちょっと違いますが・・・)。全体的に意見も活発に出て良い授業になったかと(勝手に)思っています。
留学ラスト1ヶ月でとても良い経験になりました。