オーストラリアのキャンベラにあるオーストラリア国立大学の天文学研究科に留学に来て1ヶ月が経とうとしています。天文学研究科は市の中心部にあるメインキャンパスではなくMt Stromloという山の上の観測所の敷地内にあります。私は家のひとつにステイさせていただきながら毎日研究室に通っています。
星がきれい。でも何座なのかわからん!
山に住んでいていいことは何と言っても夜が暗く、星がきれいことです。ついて最初の日に外に出てみてびっくり。満天の空が広がっていました。「すげー!」と日本語でつぶやいたのは言うまでもありません。
きれい、ですが残念なことに星座がさっぱりわかりません。それもそのはず。こちらは南半球なので南天の星座が観れるのです。そして星が多すぎて星座の見分けがつかないのです。せっかくなので本屋さんでこんな本を買ってきました。
毎月の星空のガイドで何時にどこの方向を見れば何座があるのかが一発でわかります。北天と南天を同じ割合でカバーしている(日本ではなかなかお目にかかれない)本です。
留学と同時に一眼デビュー
南半球に住むのは学生時代できっと最初で最後。その後も転勤のあるようなところに就職しない限り住む機会はないはず。そう考えると南天の星空を味わえるのは今回の留学だけ!何としてもカメラに収めたい、と思い、留学と同時にカメラデビューしました。新しいところに行くときは必ずお供として連れて行っていろんな写真を撮るのを楽しんでいます。もちろん本命の星空の写真も。
こちらは観測所内にある74インチ望遠鏡のドームと2ショット。
こちらは南十字座が右側中央あたりにおります。(暗くて見えづらいかな?)
ちなみにメイン画像はオリオン座と雲に隠れた月です。月ってとても明るいんです。
私はどこで観望会をしても大抵一番最初にに「寒いよー。もう帰るー。」と言ってリタイアする人です(望遠鏡を組み立てて観望会を始めてから10分以内に帰っちゃったりします)。ですがこちらに来て星空の写真を撮るようになってから1時間くらいは外に出ていられるようになりました。まだ本格的に寒くなっていないからかもしれません。
何夜か一人星空撮影会をしていましたが、ピントが合わなかったり余分な光が入ってしまったりしているのでまだまだ修行が足りません。星空撮影のマスターの方、ぜひアドバイスをお願いします。